司法書士って図書館のお姉さんのこと!?
司法書士と図書館司書の違いすらわからなかった元サラリーマンが司法書士になり、依頼人に安心と喜びを与えるべく奔走する姿をつづった飾らないブログです。京田辺市在住で事務所は大阪市北区にあります。相続登記、債務整理、敷金、裁判員制度についても書いてます。
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2008/03/01 [Sat] 11:40:56 » E d i t
昨日磯野さん(仮名)の借金の件であるサラ金業者と

電話交渉していた際のひとこま。

(わかりやすくするため、事例を単純化します。磯野さんは法律で認められた利息で

計算し直してもそのサラ金に借金が30万残っています。野比さん(仮名)は利息を払い

すぎていたので、そのサラ金に50万円返してくれという権利があるとします。)


にしむー「磯野さんの借金は減額してくれたら一括で返済できそうなんだけど、

どうですか?」

サラ金担当者「先生がうちに請求してる野比さんの過払い請求を減額

してくれるのなら、磯野さんの減額の話のりますよ」


おいおい、磯野さんと野比さんは 別の漫画 別人だよ。

野比さんにとっちゃ、磯野さんの借金なんて関係ない。

まったく別の話である。



にしむー「・・・。今、自分が言ったことが正しいか、正しくないか胸を手に当てて

考えてみなさい!!」

サラ金担当者「すいません・・・。」


ここ何年か過払請求が多く、大手のサラ金でも経営は楽ではないこともあって、

いろんなこと言ってきますが、僕らは依頼者のために、毅然とした態度で

交渉にのぞまんとあきません。






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2008/03/03 [Mon] 14:38:29 » E d i t
いつも見て頂いてありがとうございます!

そして、ランキングへのボタンを押して下さるみなさまありがとうございます

読んでくれる人なんておるんかいな?と思いながら始めたブログですが、

日々訪れて下さったり、ボタンをクリックして下さる貴重なみなさまのお力添えは

僕にとって、ブログや仕事への大きなエネルギーとなっております。

これからもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

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2008/03/04 [Tue] 18:23:28 » E d i t
何年か前のこの時期、「相続登記が終わらないと銀行が融資してくれないから、至急やってほしい」

という依頼がありました。登記簿を見ると何代も前の方の名義のままほったらかし。

戸籍を集めると出てくる出てくる相続人。全国各地に散らばった相続人は何十人にも

及びました。

もちろん、依頼者が会ったことも名前を聞いたこともない方も大勢います。

しかし、法律は容赦ありません。遺産分割協議書には相続人一人残さず

実印を押してもらう必要があります

依頼者はつぶやきました。

「ええじいちゃんやったけど、

じいちゃんの時に、相続登記やっといてくれたら

こんなことには・・・」


会うたびにつぶやいてました。ぼやいてました

依頼者は走り回り、僕はこの案件にほぼ付きっきりでサポートをし、

なんとか相続人の協力も得られて、無事に期限までに登記を終えることができました。

依頼者は「相続登記をやらずに放っておくと、いざやろうした代がえらい大変な

目にあうんですね。ツレにも 相続登記をなめたらあかん

とゆうときますわ。」と感想をもらしてました。


かわいい子供や孫達に恨まれたくないのであれば、不動産の相続登記は早めにやって

おいたほうがいいかもしれません。

最近はオンラインや郵送でも申請を受け付けてくれますので、遠方の

不動産でも気になさらず司法書士に依頼して下さい。


以前の記事「自分でやってみよう 抵当権抹消登記

でご紹介した法務局の登記相談を利用して、司法書士手数料をうかす

という手も考えられますが、相続登記は抵当権抹消登記より数段難易度

が高いので、司法書士にまかせてしまった方がいいと思います。

自分でやろうとしたけど、無理やったんで頼んますという依頼も結構あります。

相続登記が大好きな西村事務所のページ

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高知へ行くぞ! 
2008/03/07 [Fri] 17:18:20 » E d i t
明日から一泊二日で高知です。

旅行ではありません。研修です。

全国の若手青年司法書士が集まり研修を受けます。


よく質問されます。

「司法書士って何しとんねん?」

「図書館のお姉さんのことちゃうんか?」(僕は社会人3年目までそう思ってました。)

「弁護士とどないちがうねん?」などなど。

135年前から存在する職業ですが、
まだまだ一般の人からみたらなじみの薄い職業である司法書士。

そんな司法書士の歴史を検証し、司法書士の未来を検討する研修会。
そう、テーマは 「原点」
gennten.jpg


決して坂本龍馬の故郷だからとか、うまいもんが食べたいという理由でいくのではありません。

でも、うまいもんは食べたいです。はい。





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高知から戻ってきて 
2008/03/11 [Tue] 10:11:03 » E d i t
高知研修から戻ってきました。

katuo.jpg

懇親会での、かつおのたたきおいしかったです。。。

もちろん、研修も勉強になりました。

僕は司法書士は登記の仕事からスタートしたものとばかり思ってました。

しかし、違いました。

司法代書人と呼ばれていた明治時代には訴状などを作成する裁判事務
業務としていたのです。

司法書士は常に「市民の方々のニーズ」に基づいて存在する仕事であったことが
わかりました。


そんな高知研修からもどり、事務所に来ると、訃報が届いていました。

借金問題に取り組む司法書士事務所なら必ずといっていいほど置いてある
tebiki_convert_20080311093022.jpg

の共著者の一人である、田中祐介さんが44歳の若さでお亡くなりになりました。

祐介さんは僕の所属する大阪青年司法書士会の先輩であり、一週間前まで元気に
されてたので余りに突然な出来事に信じられない気持ちで一杯です。

祐介さんは司法書士が簡裁訴訟代理権を得るずっと前から借金問題に取り組んで
来た方です。

もっともっと祐介さんからいろんなことを学び、酒を飲みたかったのに残念でなりません。

僕たち若手司法書士は先輩達が築いてきた礎に感謝し、常に「市民の方々のニーズ」
に応えるべく精進していかねばならないと強く思いました。

祐介さんの冥福をこの場を借りてお祈り申し上げます。
ありがとうございました。

(感傷的で、わかりにくい文章になってすいません。)


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2008/03/13 [Thu] 19:20:43 » E d i t
(気分転換にブログのテンプレートを変えてみました。)

「相続税ってかかるの?」

相続登記をご依頼のお客様からよく聞かれます。
そういえば、以前実家に帰ったときにおかんからも質問を受けました。

統計によると、相続税がかかるのは5%程度の裕福な方のみで、
私も含め95%の一般庶民の方には相続税はかからないようです。

その理由は相続税の控除額が5000万円+法定相続人

1人につき1000万円
と大きいからです。

うちの実家の場合だと、じいちゃんが亡くなったとき、相続人はばあちゃんと
娘のおかんだけなので、5000万円+2000万円=7000万円。

じいちゃんが残した財産が7000万円を超えなければ相続税は
かかりません。

「おかん、安心したやろ? 裕福じゃなくてよかったなあ。」

と答えておきました。おかんはムッとしてました。。。

(注意:税金についての詳細は国税庁HPをごらんになるか
最寄りの税務署にご確認下さい。
  ↑
司法書士向けの税金の研修に講師として来られてた税務署の方が、
最後はこのようにアナウンスしといてくれとおっしゃってましたので。)

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改めまして自己紹介1 
2008/03/14 [Fri] 18:10:46 » E d i t
「司法書士って図書館のお姉さんのこと!?」

そう、僕は8年前まで司法書士と図書館司書をごっちゃにしていたのでした。

社会人3年目の秋、当時の彼女が資格の本を手につぶやきました。

「司法書士の勉強でもしてみようかな」

「図書館のお姉さんになるの?がんばりや〜」と僕。

一般常識がないと彼女に小一時間説教されたことがきっかけで、
僕は司法書士という資格について調べ始めます。

「なんやねん、この知名度のない資格は!

法律家は弁護士、カバチタレは行政書士。司法書士なんて知らんわ。」

と憤りながら・・・。

調べてみると、登記の専門家で裁判書類も作成する街の法律家だとか。

さっそく、LECという資格専門学校の無料説明会に行ってみたのでした。

つづく


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改めまして自己紹介2 
2008/03/15 [Sat] 13:34:12 » E d i t
つづき

専門学校の無料説明会で

「こんな仕事が世の中に存在したのか!」

と興奮した僕は、ほどなく講座の申込みをしてしまいます。

年に1回しか試験がなく、合格率が2.8%の難関であることなど気にせずに・・・

会社勤めをしながら専門学校に通うのは大変でした。

京都の半導体企業で材料調達(バイヤー)をしてたのですが、まず、
夕方の講義に間に合うよう仕事を終わらせるのが大変です。

間に合っても睡魔との闘いです。

ガムをかみます。

くちゃくちゃ
音がするだけです。

ボールペンをふとももに突き刺します。

「痛い・・・。痛いし眠い・・・。」

いつも闘いに負けてばかりでした。

そんなこんなしてるうちに転機が訪れます。

できるだけ効率よく仕事をこなし、講義のある日は早めに切り上げて、予備校に
駆けつけてました。

すると、担当替えがあり、購買額4倍の材料を扱うことになりました。


購買額が増えるのは出世するにはいいことなのですが、司法書士受験生
との二足のわらじを履く自分には本当にきつかったのです。

つづく(次で完結します)

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2008/03/16 [Sun] 01:54:38 » E d i t
つづき

毎日残業で講義にはさっぱり出れなくなっていました。

このままでは一生かかっても合格はできない。

10年後自分はどうなっていたい?会社で出世してるのか、司法書士として
依頼者のお役に立ってるのか。


依頼者の安心する顔や喜ぶ顔を見ながら仕事をしたい
と思った僕は4年間勤めた超優良企業と言われるこの会社を退職します。

その後、無職、職業訓練校生、フリーターを経て、司法書士事務所に補助者として
勤務しました。
 
その間 試験には落ち続けます。

勉強のやり過ぎで手首が腱鞘炎になり、病院で痛み止めの注射を打ってもらい
ながら勉強したこともありました。

1点差で落ちた年、0.5点差で落ちた年、毎年涙を流しながら机に向かいました。

結局合格するまで5年かかりました。

法務局の掲示板で自分の番号を確認し、妻に電話で報告すると妻も泣いていました。

そう、「司法書士は図書館のお姉さんではない」と僕に説教した彼女は
僕の妻になっていたのです。

その後、大阪で他二人の司法書士と一緒に合同事務所を立ち上げまして、現在に至ります。

司法書士は図書館のお姉さんではない」と知ったことで、こんなにも人生が

変わるとは思いもしませんでした。


今は、依頼者のお役に立てるこの仕事に誇りをもって、毎日司法書士やってます!

そんな、ある司法書士の日常をつづったのが、このブログ

『司法書士って図書館のお姉さんのこと!?』です。



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2008/03/19 [Wed] 18:35:52 » E d i t
「すぐにでも正式に依頼したいのですが、

ほんとお金ないんです。どうしたらいいでしょうか?」


うちではどなたかの紹介があったり、ブログを見てご来所いただいた方
には無料で借金整理の相談にのっています。

その相談の後でよく聞かれます。

着手金がいくらいるのかはみなさん気にされます。
家族で援助してくれる方がいる場合を除けば、みなさんお金がありません。
借金整理の相談にきてるのですから当然と言えば当然です。


「では、今日は3000円入れてください。それで、受任通知出しておきますから。」

「へっ、3000円でいいんですか?」

「残りは給料日ごとに分割で払っていただければ結構ですよ。
受任通知を出すと取立は止みますし、和解交渉が終わるまで返済も
ストップしていいですから」


というようなやりとりをよくします。

人生いいときもあれば、悪いときもあります。

悪い状態から、いい方に方向転換できるよう、僕らが少しでも力になりたい。

そう思って仕事している司法書士は多いのだろうと思います。


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2008/03/27 [Thu] 17:10:44 » E d i t
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今日別件で大阪地裁に行ったら傍聴券が配られていました。
平成18年9月におこった高槻の個人タクシー運転手殺害事件の傍聴券です。

元郵便局員が強盗殺人、死体遺棄、スーパー店員に対する強盗致傷で起訴されている事件です。
券をもらって傍聴してきました。
いきなり判決です。

「主文、被告人を無期懲役に処する。」

理由は長いとのことで裁判長は被告人を座らせて説明を始めました。
ほんとに長かったです。40分くらい読み続けたのではないでしょうか。

傍聴席の半分以上は新聞記者。
入口付近には遺族らしい人がハンカチを握りしめています。
僕の隣ではニュースでよく見るイラストを書いている人が2、3人居ました。
法定内ではカメラ禁止なので、絵を書くしかないんですよね。
やはりプロだけあって上手です。

被告人はぬぼーっとして裁判長を見つめています。無表情なので反省してるかどうかは
わかりません。傍聴席から後ろ姿を見ているだけで気味が悪いです。

今回のような重大事件は平成21年5月までに始まる裁判員制度の対象となります。

裁判員になった方は、怖くないのだろうか。緊張しないのだろうか。
冷静な判断ができるのだろうか。

裁判員って普通の一般人ですよ。

普通の人にとって裁判所は、なじみ深い場所ではありません。

そんな裁判員が慣れない法廷の裁判官と同列の席に上げられて、
凶悪犯罪の嫌疑がかかっている被告人から見つめられます。

被害者も見つめるでしょう。新聞記者、検察、弁護人も見つめるでしょう。

法廷には恐れ、悲しみ、恨みいろんな感情が渦巻いています。

傍聴席に居るだけでびびってしまった小心者はこの裁判員制度がうまく
いくのか心配になるのです。


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